炎のクリエイター日記・本店

 美味しいもの・史跡や歴史のご紹介など。 どんな素材も関西仕立てにクリエイト。

■実りの秋と言うお米に対し、初夏に黄金色となる麦の収穫時期は「麦秋」と呼ばれる。お米の裏作で得る恵みは、豊かさの象徴となる。

おふくろ弁当 ~紅じゃけ・玉子焼き・ハンバーグ・インゲンのお浸し~

お弁当には苦い想い出がある・・・それはオカンの料理バリエーションが少ないことにあると思っていた。基本的に「玉子焼き」は必須として、それプラス「赤ウインナー」か、「お弁当ハンバーグ」か、「蒲鉾の焼いたの」の、いずれか三択での二色弁当なのだが、焼いた蒲鉾は、二週間使い続けた雑巾の臭いがするので、一番嫌ったものだ。お料理作りの上手なお友達のお母さんから、牡蠣フライ・ミンチカツなどのレシピを聞いたり、苺・バナナ・林檎など華やかなフルーツも、オカンに無理矢理いれてと頼み込んだものだ。



しかしオカンが首を縦に振らなかったのは、料理のレパートリーやセンスではなく、苺が入れられないのは、家が貧乏だったからに他ならなかった。そう気付いたのが小学校2年くらいだから、給食の抜け日に補足されるお弁当日がある頃のお話だ。近所の土手からツクシ・ゼンマイ・ワラビや、持主不明の竹薮からタケノコや、家になっている柿など、お金がかからないものがやたら多かった記憶があるが、小学校中学年くらいなら、その苦労も充分理解できたのだが。



さて現在、日曜日はお馴染みのお昼ご飯選びで、会社の近所のお弁当屋さんが、一斉にお休みをするため自作のお弁当に挑戦。紅じゃけは、その存在だけで美味しく、これだけでも良いのだが、あとは刺し身のツマのようなものと、玉子焼き・ハンバーグ・インゲンのお浸しを詰めて型通りのにぎわし方でクリアしたが、給湯室でカップラーメンにお湯を注ぐ味気ない図よりかはマシだろう。自分の子供には、これより色彩豊かなものを作ってやれた事が、自己満足であるが責務をクリアしたかのようだ。


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イイネ