炎のクリエイター日記・本店

 美味しいもの・史跡や歴史のご紹介など。 どんな素材も関西仕立てにクリエイト。

■わらべ地蔵は、苔庭に点在する小さな石仏のこと。苔に覆われた姿が可愛く、静かに微笑む表情が訪れる人々を魅了する。(三千院)

2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧

生トウモロコシ ~熱を加えなくても甘み瑞々しさ抜群~

朝採りのトウモロコシがあるとお店の店長が言う。品種・生産など不明だが、粒皮も柔らかく瑞々しさが触れるだけで感じ取れる。「焼いて」や「湯掻いて」や「レンチン」と、口々にお願いすると、断じて応じてくれない。何故かと問うと「それは生で食って欲し…

たまご八宝菜 & ニラ豚炒め ~自称餡かけ王子が中華を作る~

前々から食べてみたかったと言うか、やってみたかったのは八宝菜に卵をとじて、そんなに崩さないで餡を掛けると「たまご八宝菜」が出来上がる。八宝は元来8種類の意味ではなく「多くの」という含みがあるし、メニュー名に変えると「五目うま煮」となれば‥‥…

鶏天ぷら思考 ~先日から何かが違うのでお勉強~

先日からワシのなかで「鶏天ぷら」の最終的な味付けについて試行錯誤を繰り返している。これだ!と思う味が見つからないので、敵じゃ~ないが敵情視察というか、丸亀製麺の鶏胸肉の「鶏天」を食べに行ってみた(丸亀うどんで鶏天だけ食うヤツも珍しい)が、…

ポーク玉子おにぎり ~痛恨の焼き海苔切れ!~

欧米で言うランチョンミートとは、食肉を使ったお料理のことを指すが、日本で一般的に言うのは豚肉を原料としたソーセージを缶詰にしてあるもので、商品名からスパム(SPAM)とか、ソーセージミートと呼ばれているが、遭遇する機会は少ない。しかし、沖…

ラ・コリーナのカステラ ~お馴染み、たねや・クラブハリエの和洋菓子~

広大なスペースの施設で、近江の田畑原っぱ風景を利用して、まるでトトロや猫バスが登場してきそうな感じの、和洋菓子ショップ・カステラショップ・フードガレージから構成される「ラ・コリーナ近江八幡」がある。お馴染み、たねや・クラブハリエの和洋菓子か…

本マグロよ!おまえもか? ~鰻に続き漁獲量減少‥‥特上剥き身~

本マグロの生息数が、めっきり減っているかどうかはワシ的に定かでないが、各都道府県別に漁獲量を規制するという。これは生産のお話だろうが、海のない県はどんな扱いになるんだろう?って、どんな規制かも知らないワシがとやかく言うことではない。 ▲▼中ト…

フライパン焼肉 ~〆ご飯の肉汁目玉焼き丼~

最近になって脚光を浴びている調理、フライパンの冷たいところに油を敷き生肉を乗っけ、中火で焼きあげていき、両面を終えると余熱で蒸らし仕上げる。この時、焼き目が薄いようなら、改めてフライパンを熱し表面だけに焼き目をつければ、中身は柔らかくジュ…

祇園祭 後祭 ~すべての山鉾画像掲載! 橋弁慶山 & 浄妙山~

折からの酷暑には、神さまでも勝てなかったようで、花笠巡行が中止になるなか「祇園祭 後祭」の山鉾巡行が予定通り執り行われた。祇園祭り 前祭の山鉾にもユニークな「蟷螂山」があると先日ご紹介したが、後祭には更にクセの強いものがある。くじ取らずのト…

魂心家ラーメン ~味への拘り感ゼロ! 逆に潔いかも~

お店の看板通り紹介させてもらうなら、横浜家系ラーメン「魂心家(こんしんや)」さん。お店の推しているメニューは、2トップとかと称して「極旨味玉ラーメン/780円」と「醤油・塩ラーメン/680円」を推奨されているが、その日のワシは既にピリ辛味の口にな…

夏野菜キーマカレー ~自分ちのオカンのカレーはどれだ?~

先日から偶然見る機会が多い、今ちゃんの実は‥‥って番組中で、子供さんがどのカレーを最後まで食べたいか?というコーナー。ひとつはレトルトのS&Bの美味しいカレー、更に自分のオカンが作ったカレー、最後に初対面の同年代共演者のオカンが作ったカレー、…

土用の鰻の日 ~鰻と決めつけずともアリかも~

今年の土用に消費する鰻の数は、絶対的に足りないとの見解であったが、高値ではあっても何とか需要に追い付いている事実がある。どこから持ってきたのか不思議な限りだ。テレビのバラエティ企画なども、鰻に代わるものはないかと模索するような番組も度々。…

酢豚と煮豚 ~ 夏バテ防止に豚ミンパワー ~

最近の台所の暑さと言えば、サッカーWカップの大迫よりも半端ない! 従って、天ぷらを揚げてから炒めて餡かけよう‥‥‥なぁ~んて中華でよくある二次加工的なケースは考えたくもないが、思い切って夏野菜中心「酢豚」でやってしまえば、最近食べてなかったな…

ピラフを我流でバンバン ~オレ流レシピで好き勝手!~

ピラフによく似た料理に、インド料理の「プラーオ」や「プラオ」がある。鶏肉や豚肉を煮込んだ煮汁で米を炊き、炊きあがった米と煮込んだ食材を混ぜたものを言うそうで‥‥‥まるで混ぜご飯ではないか? ブラウンカルダモンの香りを付けると本格的なものに。ま…

イワシの丸干し ~イワシの群れに見るスイミーの絵本~

絵本にあるスイミーのお話は、真っ黒い小さな魚の子供が、仲間の小さな赤い魚たちと力を合わせ、皆で大きな一匹のデカい魚のふりをして泳ぎ、襲ってきたマグロに対抗し追い払ってしまうという、いわば鰯の生態系の物語だ。ここから学ぶものは「みんなで力を…

京の出汁巻き vs タコ揚げ天 ~おばんざいを錦市場で調達~

京都の四条通りの、ひと筋北側を東西に走る錦通りに、京の台所「錦市場」がある。鮮魚・京野菜・生鮮食材・乾物・漬物・おばんざい(京言葉:お惣菜)など、食品を扱う老舗商店がズラリと並ぶ中、即イキナリにお酒の肴やお惣菜として戴ける一品も多数揃って…

これも祇園祭 ~ワシの視点からの、展示物・帯結び・鱧つけ焼き丼~

きのうは、メジャーどころを避けた、少々変化球からの祇園祭山鉾をご紹介したが、本日は益々のチェンジアップ的なものをご紹介。展示物から見る祇園祭と、爽やか女子のゆかた帯結びと、鱧つけ焼き丼などと言えば、ワシの視点からの祇園祭ってことで‥‥‥まずは…

祇園祭の山鉾準備 ~山鉾曳き初め、しみだれ豚まん~

今年もコンコンチキチンと独特なお囃子に乗って、祇園祭の季節がやってきた。皆さん真っ先に目を奪われ魅了されるのは、四条通の特等席に陣取った「長刀鉾(なぎなたぼこ)」で間違いないだろう。組み立てられたばかりの山鉾を、本番さながらに動かす「山鉾…

餃子を包んで焼く ~心掛けるポイントは~

餃子と言えば、押しも押されもせぬ中華の点心だという方が多いと思うが、それは水餃子のことであって「焼き餃子」となれば、日本発祥のナンチャッテ中華なのだ。パリッと芳ばしく焼かれた皮を、サクッと食べると中からジューシーな肉汁が溢れ、口いっぱいに…

ひとり焼肉 ~満島ひかり キリン一番搾りCMに刺激され~

その食べっぷりが豪快過ぎる満島ひかりさんのひとり焼肉が、キリン一番搾りのCMに登場している。設定は、仕事帰りに焼き肉店の前を通りかかり、店に入るかどうか迷った満島が単身で店に入り、焼きあがったお肉で巻いたご飯を、ひと口で頬張る食べっぷりは…

生とうもろこしスープ ~旬の穀物に至福の旨味~

収穫して間もない新鮮な「とうもろこし」に巡り合えると、普通にスーパーで買ったものよりも瑞々しく、茹でるだけの調理で甘みが素晴らしく美味しい。今回は、その茹でる作業の前に「旬」のとうもろこしのみに有効な、ひと味違った「生とうもろこしスープ」…

回鍋肉ホイコーロー ~西日本集中豪雨に想う~

西日本を席巻し、あちこちに深い爪痕を残した低気圧が、やっと猛威をおさめてくれたようだが、二次災害の方はまだまだ予断を許さない状況だ。その陰には心ない人間の影がチラホラ見え隠れするのも、最近の大事故や大被害の特徴かも知れない。被害を受けられ…

信州信濃の蕎麦よりも‥‥‥ ~栽培から手打ちまで草笛さん~

あたしゃあんたの傍よりも、信州戸隠の蕎麦がいい‥‥‥ってな感じで、長野へ来れば戸隠蕎麦は避けて通れない。発祥は、山岳信仰の戸隠山で、修験者が五穀断ち(米・麦・粟・豆・キビ)の修行を行うにあたり、五穀に蕎麦が含まれない抜け目を突いて、修験者の栄…

上田城 ~真田色は残っているのか仙石上田城~

信州の「上田城」は、真田昌幸によって築城(1583年)された難攻不落の城として知られている。太郎山・大峯山・虚空蔵山などを背に、南面は千曲川を堀に見立てた自然の要害となっているが、いざ戦になると敵の進入路である神川沿いで陣を張り、上流の堰を切…

信州長野の諏訪をぶらり歩き ~その地域食文化の持ち味~

信州の諏訪は良いところで、殺伐とした都会でもなく不便な田舎暮らしでもない。山々に囲まれた小さな盆地は、足をのばすと避暑地「蓼科」のような高原地帯もあって諏訪湖を見おろす高台に立ってみる。びわ湖を見て生活しているワシにとって可愛い諏訪湖は、…

エクシブ蓼科 ~サッカーWカップと重なり寝不足~

午前中の上高地は気温16℃で過ごしやすく、その日の宿は「エクシブ蓼科」ってことで、蓼科高原は気温的に何ら変わらないコンディションで涼しかった。諏訪を見おろせる眺望も素晴らしいホテルだし、出発の日は午前1時からノンストップで運転をしたので、さぞ…

松本城(国宝)~連結複合式天守閣の持つ意味~

長野県松本市には、現存天守閣を有する「松本城(まつもとじょう)」が、日本アルプスの山々を背景に、戦国時代特有の黒色を基調としたコントラストが映えて、見事な景観を披露している。五重六階建造の連結複合式天守閣としては、日本最古の安土桃山時代末…

上高地の魅力‥‥‥ ~深く考えなくても興味は尽きない~

上高地の一般的な知名度は抜群だが、神が降臨する地「神降地(かみこうち)」としての認識はあまりない。大和朝廷の権力争いに敗れた「安曇族」は海の民族で、隠れ里的な陸地を探し求めて、この地へ辿り着いたと云われている。明神池の畔にある穂高神社には…

豚冷しゃぶサラダ ~グルービーのニンジン生ドレッシング~

夏場になれば思い出す料理に「豚冷しゃぶサラダ」がある。東日本大震災前後くらいに、毎回のコメントを頂いていた「メロンちゃん」というブログ親友がおられ、野菜サラダを美味しく食べられるようにと、パスタ専門店&ドレッシングのGroovyグルービーの生に…

上高地ぶらり散歩 ~現地からライヴで更新~

本日の早々午前1時に大津を出発し、「上高地」に無事到着したのは午前5時。ここを訪れると、普段の生活では有り得ない絶景スポットが迎えてくれる。立ち枯れの木々が点在する、枯山水のような風景などから、徐々に周囲が明るくなると、美しく映る雄大な山…

竹流し 赤福の朔日餅 ~行列の始まりは七月の水ようかん~

夏至が過ぎ、今年の梅雨は例年よりも早々に明け、一年の半分が過ぎ去ったいま年頭の目標は達成されただろうか? ワシに至っては何も出来ず、アディショナルタイムをパス回しするよりも酷い状況で大望の欠片もない。猛暑の七月、竹筒に流し込まれた「水ようか…