炎のクリエイター日記・本店

 美味しいもの・史跡や歴史のご紹介など。 どんな素材も関西仕立てにクリエイト。

■わらべ地蔵は、苔庭に点在する小さな石仏のこと。苔に覆われた姿が可愛く、静かに微笑む表情が訪れる人々を魅了する。(三千院)

2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧

吉野家を分析 ~牛すき鍋膳・牛すき丼・牛丼、どれが肉多い?~

牛丼の並盛りでは、お肉を食べた感が感じられないときなど、お肉が多く盛ってあれば幸せな気分になれる。盛りのバリエーションには大盛り・特盛り・アタマの大盛りなどあるが、商品に遭遇するまで肉量が確定していないし、実際はどれくらい増量されているの…

安納干し芋 ~糖質が吹き出て薄っすら白くなる~

干し芋は完成品を買おうとすれば、栄養素がナマのさつま芋と比べて数段増えており、結構高価なものになってしまう。しかし、自分でレンチンしてスライスして干してみれば意外と簡単に作れるものだ。「安納干し芋」要はフットワークが良いか悪いかで、作れる…

ピリ辛鶏もも焼きサラダ ~生姜・ニンニク・サラダ水菜・刻みネギ~

鶏のもも肉は、100g@80円の特売日にまとめ買いし、1枚1枚冷凍しておくのが我が家の流儀となっている。サラダ水菜を敷き詰め、スパイスをすり込んだ鶏もも肉を、皮面から焼いて大雑把に切って乗っけていく。ニンニク・生姜の千切りを乱暴にバッサバサから…

まぐろ居酒屋 ~石垣来たなら「ひとし」でおいしょーり~

お初に石垣島へ上陸したのは8年前‥‥‥その当時は人気が上昇中の、まぐろ居酒屋「ひとし石敢當(いしがんとう)」は、観光客には大モテで2か月前からの予約から受け付けてくれる。予約の電話を入れても、基本営業時間しか受話器を取らない主義のようで、さら…

石垣屋の焼き肉 ~さきしま牛を一頭買いのお店~

石垣島には三種の美味しい牛肉がある。石垣牛・三崎牛・やいま牛がそれにあたるが、それまでの石垣島の黒毛和牛は、神戸・松阪・近江へ種牛として出荷されていた。それが2000年の沖縄サミットで、各国の来賓に石垣牛でおもてなしをしてからは、石垣牛が脚光…

八重山ソーキそば ~五感から沖縄八重山を感じる~

自然ゆたかな石垣島のなかでも、さらにお花と緑に囲まれたような、古民家カフェ「ぼーとすてーしょん」は、石垣島の繁華街から少し離れたところに位置している。自然豊かな場所で出されるのは、八重山そば(やいますば)と、鰻のご飯ものが人気だと店員さん…

石垣島放浪記③ ~フサキビーチリゾートは小さな石垣村~

今回縁あって利用させていただいた宿泊施設は、フサキビーチリゾートというところで、プライベートビーチから大型ファミリープールや、巨大入浴施設も充実したもので、これらを利用していると自動的に万歩計はいつもと同じ歩数を記録した。手続きには少々手…

石垣島放浪記② ~のばれ岬 のばれカフェ~

石垣島の初日は、テンションが下がる小雨まじりの曇り空で妙に悲しかったが、本日は一応の陽当たり良好。お空を見上げると、石垣一番の絶景スポットである川平湾の上空には、どんより厚い雲が覆っているような気がしたので、目標を反対側に切り替えて、初め…

石垣島放浪記① ~到着し「即!」本人確認・陰性証明の行列~

石垣島へ到着も、ホテルにチェックイン直後の大行列。この待ち時間は疲れた体にズシ〜ンと重くのしかかったが、これをクリアしないことには、GoToキャンペーンの特例を受けられないので、仕方なく全員で並んだ。 接種証明・陰性証明・身分証明を提示するってこ…

スシローの値上げ事情 ~意外と季節限定やうどんがお薦め~

お寿司を食べたくなると、独りでも足繫く通ったスシローは、ワシにとってランチの拠り所となっている。従って値上げとなってショックを受けた内容とは、100円のお皿が120円・150円のお皿が180円・300円のお皿が360円と変更になったことだ。 ※場所や条件によ…

サッポロ一番みそラーメン ~醤油はワダカン醤油~

インスタントラーメンは日進月歩で、どんどん美味しいのが発売されているが、この味しか認めない的なビンテージラーメンがある。ひとつは誰もが認める日清チキンラーメンで、さすがに元祖ラーメンは不動の強さを誇っている。 それに二~三歩遅れて「サッポロ…

すき焼き ~お肉が主役の鍋奉行~

お鍋となればそれを仕切る鍋奉行の存在がある。増してブランド牛の「すき焼き」ともなれば尚更のことで、ワシは奉行までの横暴さはないが、庄屋さんくらいの口出しはさせてもらう。ワシが提唱するのは東西折衷案で、犠牲のお肉でお出汁を摂る作戦で、お肉を…

バームクーヘン豚の生姜焼き ~蔵尾ポーク~

滋賀県ではチョット有名な、洋菓子を作っているクラブハリエと言うケーキ屋さんがある。なかでもバームクーヘンは、皆さんご存じの通りクルクル回る芯棒に生地を丁寧にかけて、どんどん巻きを大きくして、焼き上げを繰り返す根気のいる作業で完成させる。 そ…

刀根早生(とねわせ) ~郷土の奈良で生まれた超甘い柿~

郷土の奈良に、日本でもっとも早くできた道「山の辺の道」があって、付近の柿畑が台風で壊滅的な被害を受けた年があった。その畑から、希望の柿の芽が吹いたので、地元の利根さんが更にその木に接ぎ木をして育てたら「刀根早生(とねわせ)」という、他の柿…

速攻イタリアン ~最優秀賞は低温過熱のビーフ~

同郷の友人達と楽しむ、一箇月に一度の会食がある。今月はイタリアンのお店「ラ・チェーロ」でお世話になった。予約の段階で、伝わっていなかったのが時間で、シェフは午後7時からの予約と勘違いしたらしいが、実際は17時からスタートの会食だった。 到着す…

栗おこわ ~もっちり食感で秋を満喫~

秋が旬の栗を使ってもち米と炊く「栗おこわ」をご紹介。最近では炊飯器でお手軽に作れるって言うのも、おこわファンにとっては便利な時代になったものだ。栗おこわがお弁当にも合うのは、冷めてももっちりと美味しいところにある。 翌日も食べる直前にレンチ…

パクチーなナポリタン ~ベーコンどっさり、パルメザンチーズ~

関西でのナポリタン事情は、ごく最近に大衆パスタ料理として馴染んできた定番メニューで、昭和の時代にはイタリアンと呼んでいた。一方関東では、冷蔵庫に何時でもある食材でパスタを作り、ケチャップで味付けたスパゲティなら、たとえ食材が欠落していても…

イカの塩辛膳 ~釧路の珍味に炊きたてのご飯~

釧路の「Oさん」から珍味のセットが届いた。北海道でナンバーワンの水産加工会社の直営店「釧之助」の包みを速攻で解き、イカの塩辛を見ると‥‥‥さらに速攻で白ご飯を炊いてしまった。日本酒と戴くのも良いが、真打ち登場は塩辛と白ご飯を同時に楽しめる瞬間…

焼き貝 ~湧きだす旨みと滴る旨み~

そんなやり方には騙されないという意味合いで使うのが「その手は桑名の焼きハマグリ」で、テレビの中では時代劇でも使われているのを見掛ける。ワシの感覚では、徳川時代の江戸っ子が、掌底で鼻をすすりあげながらの名文句で、ハマグリの名産地を駄洒落の中…

じゃが芋餅 ~芋だからお替りしてもカロリーゼロ?~

先日にご紹介したコロコロじゃが芋チーズより、じゃが芋の感触を残す方向での「じゃが芋餅」は、チーズは仕込まないが北海道の郷土料理だと聞く。じゃが芋の芽を取り除き皮を剥き、レンチンしてマッシュポテト状態にマッシャーで潰してから、片栗粉と下記材…

スペアリヴの塩麴焼き ~三元豚 国産と輸入もんの価格が逆転~

日本の食肉業界で研修を受けた、カナダの育成農家さんからの輸入三元豚を毎度使っていたが、円安の影響を受けて本家の国産もんと価格が逆転した。実際は枝肉で、安易に出荷していたカナダの業者さんが、日本に合わせ部位別に真空パック加工するのだから、先…

鬼辛ラーメン ~ずんどう屋が激辛専門店とコラボった~

いっ時の行列こそなくなったが、ラーメン店「ずんどう屋」さんは客入りが良いみたいで、カウンター内にも活気が満ちている。10月にはいって、東京北青山の「赤い壺」という激辛チャレンジも設定されている、激辛料理店とのコラボで激辛ラーメンが誕生した。 …

10分天津飯 ~オンザ鶏から揚げに超餡かけ~

ここ最近のブレイクファストには、チャッチャと「10分天津飯」を作って食べる機会が目に見えて増えてきた。ブレイクファストという言い回しは、格好良いかと使ったが、意味を調べると断食を破るって意味での朝食という雰囲気だ。10分天津飯とは超特急で作る…

鱈のムニエル ~ロシア産の輸入魚は先行き不安説~

ホテルのブッフェ形式は食べ放題だから「たらふく食った」みたいな物言いをする時がある。若者の間では通じなさそうも、辞書によるとお魚の鱈の腹と書いて、鱈腹とは「たくさん飲み食いするさま」とある。鱈は満腹で腹部が膨れているかのように、大喰らいな…

おでん ~関東煮の牛スジお出汁は関西仕立て~

全体的な完成度を引き上げるため、骨付きの鶏手羽元を一緒に煮込んである。とは言え満足してはいけないし、もちろんベースには鰹出汁がきいているところに、牛スジは食べても美味しいが、煮汁に与える影響が大きいので、僅かな量でも一緒に煮込んであると、…

赤辛牛じゃんラーメン ~まこと屋さん 替え玉の食べ方~

心斎橋に本店がある「まこと屋さん」は、牛骨を特殊な大型圧力寸胴で炊き出した濃厚な旨みが持ち味の「牛骨醤油スープ」と、やさしい味のなかに深い味わいがある「鶏ガラ醤油スープ」の二種から選ぶラーメン屋さんで、その他の各種メニューもバリエーション…

メンチカツ🍛オムカレー ~昨日の敵は今日の友~

食べ放題のお料理が並ぶ会場で、刺身・寿司・ローストビーフなどを横目に、一応は用意してあるよ的なカレーライスに手を付けたなら、ワシのなかで勝負としては「負け!」と心得ている。例外的に、焼肉の食べ放題でカレーを食っている大人に遭遇する珍百景に…

うるちねこ餅 ~おはぎの余ったもち米でねこ餅~

生まれ故郷の奈良では、お餅を杵つきで作った最後に、普通のお米が割れたもの(こごめ)を約7~6割と、もち米を混ぜた棒状のお餅を作っていた。その細長いお餅は、真ん中に向けてなだらかに膨らんだ形が猫の背中に見えたので「ねこ餅」がメジャーな呼び名…

から揚げ ~鶏もも肉のから揚げから酢鶏まで~

何時からだろう‥‥‥普通に晩ご飯に「鶏から揚げ」が食べられるようになったのは? あれは相方がから揚げを揚げてくれた時だから、ワシにもあった新婚時代のことで、小学生・中学生時代は、親父の偏食で家庭では鶏を一切口にできなかった。 しかし他のご家庭で…

林檎ケーキ ~品種はそれぞれの魅力を持っている~

皆さんもご存じの、弘前のダンス&ボーカルグループ「りんご娘」は、青森の情報発信・農業活性化を目的として結成されたユニットだった。メンバー全員がリンゴの品種名で活動する異色のグループで、現在はリーダーの王林を始めとして、とき・ジョナゴールド…