2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧
林檎と言えばガサツなワシでも、エデンの園で禁断の果実を食べたアダムとイヴの人類起源神話を思い浮かべることがある。アダムが林檎を食べるのに、慌てて喉につかえさせてしまいノドボトケができたとか。一方、イヴは瞬時に2個も食べてしまい、それが胸に…
お馴染み十二分屋さん膳所店の、新作限定麺が味噌ラーメンと言うことで‥‥‥別に味噌ラーメンが嫌いなわけではないが、今はその気分ではなかったのも事実だ。少し気乗りはしなかったが、そっち方面へ行く用事があったので寄ってみると、新作では「山椒しょうゆ…
中華料理が渡来すれば、水餃子から焼き餃子に変わりバージョンアップされ、ラーメンの場合は日本人好みに独特な進化を遂げ、むしろ日本で生まれたかのように美味しくなっていく。しかし広東料理の酢豚に限っては、中国名を古老肉(グーラオロー)と呼び、古…
見ているだけで食欲が出てくるスペイン料理の「パエリア」は、ラテン語で①開いている②フタのない③浅い皿などの意味があると聞くが、どうやら調理するお鍋のことを指しているようだ。お米・魚介類・肉・野菜などを、コンソメスープで炊く料理だが、食材の旨み…
ビールを飲めば、エモいのど越しの快感にふるえる時がある。さらに日本のメーカーが繰り出してくる発泡酒のお味も、日進月歩で美味しくなっているのにハタと気がつくときがある。ここ最近は焼酎のハイボールにかまけていたが、サッポロ☆GOLD STAR@115円は本…
そうなることが読めていたのに、まんまと罠に嵌まってしまった自分を後悔し、怒りを超えて自分の馬鹿さ加減に呆れかえってしまった顔‥‥‥この鱈(たら)の顔が、総てを物語っているようで、無念さがありありと。(笑) 鱈が「しまった!」と思った瞬間の顔だ…
各方面の料理に通じる工程で、フライパンにオリーブオイルをたっぷり入れて、ニンニクを刻んだもので香りを出すことから始める。これはカレー・ハヤシ・ラーメンなどにも活用しているが、今回はナポリタン。お茄子・ポーク缶・ピーマン・パプリカ・玉ネギな…
強い感染力で世間を騒がした新型コロナウイルスも、随分と新規感染者が減ったことを受け、緊急事態も解除された地元奈良で、久々の飲み会をおこなったときのお話し。ワクチン二回接種をした者限定で魚輝水産で会食をした。お店は6人掛けテーブルを、アクリ…
東北地方へ進路をとった台風が、農作物に多大な打撃を与えた年に、それでも助かった林檎には「落ちない林檎」として、受験生にモテたというお話を聞いたことがある。仕掛け人が何方か知らないが、商魂たくましい人も世の中にはおられるものだと感心した。 コ…
いま話題の岡田准一さんの「燃えよ剣」が封切られた。場所は京都壬生を屯所とし、京都守護職を助けた浪士の集団新撰組。関東の多摩で天然理心流という田舎剣法を会得し、その実践向きの剣術を武器に、幕末期激動の時代を太く短く生きた、新撰組副長「土方歳…
白身のトラフグ刺しを戴くケースでは、身がシッカリしている天然のフグを戴くのと、柔らかい養殖のフグを戴くのとでは意味合いが大きく違う。養殖のフグになってからは、フグ刺しぶつ切りぽん酢がよく合うようで、以前のお皿の柄が見える薄造りではなくなっ…
長雨やお湿りの日が続くと、ワシの散歩道である瀬田川畔に、毒キノコか否かは不明だが、白くひょろ長いキノコが密集して生えている。キノコには秋のイメージがついてまわるが、最近のキノコは菌床栽培の無菌室で育つため、季節感が徐々になくなってきたのも…
少し前にご紹介した低温調理の極み、なんちゃってローストビーフを丼にする。普通ローストビーフは、オーブンで焼いて作るわけだが、なんちゃっての方は旨みが逃げないように表面だけを焼いて、アトはホイルで包んで低温で焼いていく。その手段として、焼け…
ほっかほっか亭から枝分かれした、ホットモット(Hotto Motto)は、元祖のり弁当でお馴染みのお弁当屋さんで、最近はアプリで注文出来るようになり、⑴ウーバーイーツで配達 ⑵電子マネーでお勘定店頭にて引き取り ⑶店頭にてお勘定引き取り、この3パターンが…
新米を美味しく戴くポイントは、玄米の状態で買ってきて、家庭用精米機で炊飯の都度に精米するのが、随分と効果的だと思うし、事実我が家の炊きたてご飯を食べて、美味しいという人は多い。しかし、10年余り続けていると、その美味しさが普通になってきつつ…
関西ローカルの、今田耕司がMCをする番組の今ちゃんの実は‥‥のワンコーナーに「おかんカレーvsレトルトカレー」と言うコーナーがある。我が子に、オカンのカレー・その子の好きそうなレトルトカレー・隣のおかんカレーの三種類のカレーを食べさせて、子供…
ときたま無性に辛いラーメンが食べたくなる時がある。そんな時には、まこと屋さんの「赤辛牛じゃんラーメン大辛@880円」を食べに行くのだが、なんと偶然にまこと屋さん22周年創業祭にぶち当たった。替え玉お替りし放題と、焼き餃子5人前の無料券をいただけ…
皆さんはお外で風を感じてお食事をされたことはあるだろうか? 最近妙に気になるアウトドア器具の「メスティン」がある。ご存じない方もおられるだろうから簡単に説明ておくと、日本では飯ごうと言う戦時中から使われてきた煮炊きする屋外調理器具があり、そ…
かつての関西では関東煮(かんとだき)と、は呼ばれていた「おでん」だが、我が家の場合は色んな食材を揃えようとすると、準備の段階で予算オーバーになる。買い過ぎてお鍋に入りきらない緊急事態も併発するなか、これからの季節には益々多くなるので思案し…
ワシが足しげく通う十二分屋膳所店さんでチャーハンが復活した。ラーメンには定評あるが、実はと言えばワシはこのお店の炒飯を食べたことがない。手が足りずチャーハンを暫くお休みすると聞いてから、すでに2年以上経過しているし、当初チャーハンを未経験…
今が美味しいじゃが芋のガレットを作るときは、皆さん千切りにしたものを水に晒して、じゃが芋のでん粉を洗い流してしまう。しかし今回のポイントは、水に晒す工程を抜いてフライパンで焼くと、じゃが芋が持つでん粉で、自ずと固まり切るので、ツナギの小麦…
京都の祇園祭の頃には、精がつくハモを食べると夏バテを防止できると考えられていた。魚体が「つ」の字形状で、丸々と太ったハモが最高に美味しいが、そもそも鮮魚を京都まで生きたまま運ぶと、ハモしか生存していなかったから、精が強い→食べると精が強くな…
近頃はお肉を焼くのに、低温調理が主流になっている。一時は毎週のように作っていたローストビーフは、和牛のモモ肉を使って挑戦する。お肉の表面には、粒胡椒・ブラックペッパー・塩その他スパイスなどをすり込んで、表面に焼き目をつけて、アトはホイルに…
ビンチョウマグロの腹身の部分を「びんトロ」と呼んで、寿司ネタなれど普通のお寿司屋さんにはないが、回転寿司屋さん発信の最高傑作で、最近では定番中の定番となっている。遠路はるばる欧州から輸入される「ビンチョウマグロ」は、脂がのっている時に捕獲…
最寄りのJR駅前の、町の中華屋さん石山飯店は閑古鳥が鳴くようなお店ではないが、行列が出来るお店でもない。まだ酔い覚めやらぬ勢いでの〆餃子は「生ビール」と共に食べると抜群で。天津飯を食べたら幸福感が味わえるし、麻婆豆腐を食べても頃合いの辛さ…
奈良市の「針(はり)」と言えば、大和平野との海抜差は約400mで、三輪山頂・信貴山頂などと同等の標高となる。昼夜の寒暖差が激しく、甘みのあるお米がとれると聞くが、コシヒカリのブランドでは「天空の微笑み」というお米も育つという。高地でありながら…
テラスのプランターで育てているのは、食べられるもの限定みたいな雰囲気があるが、なぜか最初にパクチーが全滅してからは、ネギ・三つ葉・青紫蘇と順番に硬くなってきた。元気で香りを放っているのは山椒だけで、これも山から採ってきたものを挿し木で育て…
家庭的なアップルパイは、ヨーロッパでは庶民のデザートだったとある。これがヨーロッパからアメリカ大陸への侵略(一般的にはアメリカ大陸発見と記述)が始まった頃、林檎栽培において肥料不足で甘みの少ない果実が現地で実った。これの方が、熱を加えたら…
JRの最寄駅から、我が家への途中にあるラーメン屋さん「桃李路(とぅーりみち)」。すでに素通りすること数百回はくだらないだろう。まさしく通り道ってことになってしまうお店であった。さて数あるメニューを見渡したが、コスパ的にほぼ千円越えになって…
我が家では、成人を過ぎてから食べられるようになったチキンカツで、理由はと言えば親父が生前に鶏を〆ようとしたときだった。首を切ろうとしたが大失敗し、首の皮一枚つながった鶏が血しぶきをあげて走り回ったのを目の当たりにしたとき、我が家で鶏肉全般…