2017-02-01から1ヶ月間の記事一覧
沖縄固有の「アグー豚」は、品種的に貴重な豚で、今から遡ること約600年前に中国から伝わり、沖縄で飼い続けられた小型の「島豚」が由来となっている。普通の豚に比べると成長が遅く、大人のアグー豚の体重は約110kgだが、普通の豚は200~300kgと、三分の一…
牛スジとなれば、下茹でする回数こそ変化するが、綺麗にトロットロまで煮込むにおいて、最も重要なのは初期段階の下茹でにあると思う。最終形のお料理が決定しないまま、大雑把に切ったデカイままのスジ肉の下処理であるから、醤油煮込み・味噌煮込み・おで…
辛さより旨みが際立つ「辛子明太子」を、二種の純米酒で味わっていく。とかく生ものには日本酒が合うもので、わずかに漂う生独特の匂いも消し去ってくれるから、日本酒はやめられない。四方が海に囲まれた環境の島国日本では、魚介類の宝庫だというのは紛れ…
かつての関東地方の風習で、お引越しの挨拶代わりに「引越し蕎麦」があり、その起源は江戸時期まで遡り、引越してきた者が新住居の近隣の住民(向こう三軒両隣)に蒸篭(せいろ)蕎麦を2枚ずつ、大家さんには5枚の計15枚の蕎麦を配る風習が、当たり前のよ…
土佐は高知の方言で「たすい」とは、「弱々しい」とか「手応えがない」「気力がない」などの意味があるそうだが、ことビールの味の件で「たっすい」をいうなら、きっと「うすい」とか「はっきりしない」というところが妥当だろう。高知空港の地元で目を引く…
炭水化物の上に、炭水化物を乗せる丼ぶり・・・・・こんな掟破りの食い物が、あっても良いのだろうか? これは邪道としか言いようがない、やっつけ食いもの「ベーコン焼きそば丼」だ。タネを明かせば無性に時々食べたくなる「日清袋入り焼きそば」を、白ご飯の横…
しっとりとして、もちもちの食感が特徴である、乃が美の高級「生・食パン/一斤400円」は、素材や食感には特に拘っている。ブランド米を育成するくらいの拘りを持って、主原料の小麦が育てられており、生クリーム・バター・蜂蜜などを配合され、一日5000本以…
スペイン語で、ニンニク風味を表す「アヒージョ」は、低温のオリーブオイルとニンニクで煮込むマドリード南部の代表的な小皿料理だと言う。バーベキュー時に、焼肉の横で脇役のように作ったことはあっても、実際に家庭で構えて「さぁ!アヒージョを作るゾ」…
日本人の美食は、いまや世界的な日本食ブームを呼び、牛肉の世界でも「和牛」人気を受け、諸外国でも人気が出てきた矢先の出来事であった。2010年の四足動物の病気「口蹄疫」~2011年の原発事故までの期間で、ひと握りの日本人技術者の流出と、猿真似を試み…
いつもは卵+白ご飯なら、手っ取り早くご飯の上から半熟スクランブルエッグを、ぶちまけたような朝ご飯で、これを実家では菜の花(故郷奈良ではナタネという)をイメージして「なたね丼」と呼んでいた。この丼に随分と傾いたが、飲んだ翌日にあたる今日に限…
たまにカレーライスを食べたいときには、足を運ぶCoCo壱番屋さん。店舗によって多少、味が異なるのは愛嬌として、今年のお正月も寄ってみれば「CoCo壱番屋さんの福袋/2000円」が無造作に並べられている。以前から絶対お得だと聞いていたので、ワシもワシもと…
きっかけこそ友人から送って頂いたものだが、嵌ってしまったのが北海道釧路の「釧之助(せんのすけ)」の魚介類・干物などのお取り寄せ通販サイト。真空パックの冷凍で送られてくるので、機を逃しても美味しく戴けるのが便利で、今が旬の「ニシン(子持ち)…
ビールによく合うと言えば無条件に、揚げものが一番!と結論が出てしまう。鶏モモ肉のから揚げは王道だが、多少の変化を狙ってスパイシーな「鶏のモモ肉フリッター」に仕上げていく。鶏のモモ肉を、適当な食べやすい大きさに切り分け、塩・ブラックペッパーで…
調子に乗って以前にも書いたが、ワシは末っ子というのもあって、子供の頃から親戚中のおばちゃんから、お土産のチョコレートを貰っていた。ある日「チョコはやっぱりゴンチャロフが美味しい」と、全員の前で漏らしてしまってからは、お土産は毎回、ゴンチャ…
とんこつ味のスープには、本当を言えば焼豚がよく合うというものだが、ここは親戚筋にあたるベーコンで代役を務めあげてもらおうと、無理矢理の気持ちで強行した。ところが驚くことに、とんこつスープに塩味のベーコンが、風味を注ぎ込んでくれるようで、他…
今では死語になっているが、大いに引っ掛かりがある「間引き」って言葉は、武家社会における年貢攻めの餌食となったお百姓の子供から、二次世界大戦時の富国強兵政策に、一家の働き頭を奪われた家の子供まで、口に出して言うのも可哀想な、人間の「間引き」…
存在するパスタのなかで、ワシが特に目がないものに、ボロネーゼ・カルボナーラなどがあり・・・・横文字ばかりで何のこっちゃ~判らない。簡単に言うと、イタリア国内でのミートソースは「ボロネーゼ」と呼び、日本ではボロネーゼがアメリカ経由で伝来したので…
かなり前のことだがが、WOWOWでアメリカ映画の「クレイマー・クレイマー」が放送されていた。1979年制作と随分以前の映画であるが、主演のダスティン・ホフマンは、主演男優賞も授賞している話題作だったという。仕事熱心の会社員で一家の主であるクレ…
お友達が住んでいる奈良のお肉屋さんでは「鶏ハラミ/g180円」を扱ってないらしく、前回ワシが奈良へ行く時には、小分けした2キロ相当を頼まれて買っていった。こんなことがあると、お肉屋さんの前を通ってスーパーへ入店する店舗の構造上、先方もワシの顔を…
丸亀製麺の半額企画が、またまた飛び出した。合格カモン!応援半額のキャンペーンで、この2月7日~9日までの三日間の午後6時以降に、夜鳴きうどんと称して「鴨ねぎうどん/310円」となる。ワシは生憎と知ったのが実施当日のお昼頃で、執念の出直しとなっ…
愛嬌があるネーミングで、ケチャップを使うからだと思っていた料理名「ポークチャップ」がある。実のところ「ポークチョップ【英:porkchop】」と呼び、豚の骨付き背肉(チョップ)のことのようだ。チョップとは「叩き切る」という意味で、あばら肉を分ける…
沖縄での簡易食事の王道に、「ポーク玉子おにぎり/250円」という、ワシもお気に入りのものがあり、ブツは現地のコンビニ・売店で普通に販売している。沖縄でポークというのは豚のことで、一般的にポーク缶とは「SPAM・ランチョンミート」と言われている…
石垣島から大阪関空へ帰る場合、飛行機が午前中の時間になっているのが非常に残念なLCC。ホテルの朝ご飯ブッフェでは、ゆっくり食べていられなく何となく忙しない。そんな時には、空港内の食事できるところが、午前9時オープンする時間に到着するのが良…
石垣島離島ターミナルから、高速船で約40分、沖縄県のなかで本島に次ぐ2番目に大きい「西表島(いりおもてじま)」に到着する。島の9割が亜熱帯原生林の環境のため、天然記念物のイリオモテヤマネコ・カンムリワシを始めとする珍しい西表島特有の動植物が…
またもや石垣島的ブログをお休みして、節分の行事を優先することにする。最近になって大きく変わってきた傾向が、昔ながらのポピュラーな豆まきは「44.2%」と過半数を割ったにも拘わらず、恵方巻きをして家族で食べるは「54.1%」と過半数を超えている。この…
もともと石垣島の牛は、肉質の素晴らしさに定評がある。その理由は、温和な八重山諸島の風土気候によるもので、あまり知られていないが、「石垣島」は、芸能人が大好きなハワイと、ほぼ同じ緯度に位置している。広々とした牧草地で、仔牛の時にガッツリ食べ…
石垣島ぶらり食べある記から、一旦はなれてご紹介したいものがある。今年の「立春」は2月3日で、各家庭では豆をまいたり、北北西を向いて恵方巻きを丸かぶりすることによって、一年の邪気を打ち祓う「節分」となる。それに先立ってワシには月で一番忙しい…