2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧
餃子の故郷と言えば、当然中国だと考える人が多いが、実は主流である焼き餃子に限っては、昭和20年代頃の日本で生まれたという。このお店では酢醤油に加えて味噌も追加してタレを作ることを、接客のお母さんが「焼き餃子/6個・430円」をテーブルに運ぶつど…
鶏肉は薄く削ぎ切りにし、下味に塩コショウして馴染ませる。鶏もも肉のかつはアッサリとした味付けて、やや薄味に仕上げると身体にも良いだろう。ただしお酒の愛好家にはコッテリ味が恋しくなるくらい。安心してください‥‥‥ここからの二次作業リメイク鶏かつ…
先日から天津飯の美味しいお店を探し求めて、なかなか出会えず滋賀県内を彷徨っている格好になっている。今回は南京町へ来たんで、容易に本場仕込みの中華調理人が作る「天津飯」に出会えるのではないか?いうことで、片言の日本語をお喋りされる客引き姉さ…
区切りの良いところまで頑張ろう‥‥‥日本人気質は、多少無理を重ねてもお仕事を優先していく。挙句の果てに疲れが溜まって身体がヘトヘトになり、そんなときこそ牛肉を食べたくなる法則がある。これは自らの身体が疲れを感じて、牛肉の栄養素で疲労回復を計ろ…
この時季の蕪は、旬とすれば既に終わっている感じだが、有終の美を飾るべく甘みがあるし美味しい部類にはいる気がする。鶏ガラスープ・豚ミンチ・創味シャンタンなどで、深い動物性の味がでるも意外とアッサリ系で、蕪の持ち味を楽しめると同時に風味も期待…
神戸元町の駅前から広がる中華街の「南京町」は、日本にある中華街の横浜・長崎と並んで、日本三大中華街として観光のスポットとなっている。天津の食べ歩きと洒落込んで、豚まん・餃子・小籠包・中華粽などをつまみ食いながら、異国情緒の南京町を放浪し、…
県外への移動禁止が解除されたこともあり、明石までたこ焼きを食べに行ってきた。魚の棚商店街の地元では「玉子焼き」と呼ばれる明石焼きは、大阪のたこ焼きの起源で、明石で獲れる美味しいものの代表格は明石の真ダコが有名で、次点に鯛・穴子などが迫って…
素麺にしては極太タイプとなる、四国の「半田そうめん」を先日にご紹介したが、こちらも太さの点ではそんなに変わらない秋田の「稲庭うどん」でカレーうどんを作っていく。カレーと言えど出汁は必要なわけで、ワシの場合は豚骨味の即席スープで下味をつけ、…
うなぎの半助丼の起源としては複数の説があるが、大阪の老舗うなぎ屋さんの賄い食で、捨てるウナギの頭と豆腐とを丼のタレで一緒に煮込んで、ご飯にぶっ掛けた賄い食が起源だという。この説をワシが推す理由は、花登筺(はなと こばこ)の小説で、道頓堀のい…
先日にご紹介した、北海道美瑛産のグリーンアスパラは、一本揚げのフライのように主役級で登場させても持ち味を発揮してくれるが、食べやすい大きさにカットして、中華料理のアスパラ酢豚に使っても意外と存在は大きくなるし、性質的に逆の立場なアスパラベ…
インスタントのカップ天ぷらそば業界では、一歩リードしている日清の「どん兵衛」には、微妙に違う作り方がある。CMでもやっているが、天ぷらあと乗せ派のサクサク食感と、天ぷら先乗せ派のドロドロ食感の、天ぷら衣にお出汁を含ませるか否かの楽しみ方に…
先日からチラホラご紹介している、北海道美瑛産のグリーンアスパラを使った自家製ピザは「北海道ピザ」とネーミングした。なぜかと言うと洞爺湖サミットG8の朝食でも使われ、ドイツでも認められたという道産バルナバハムのウインナーも取り寄せ、北の大地…
北の大地の本場ものは、どれだけ立派で太いのか食べて見たくって、北海道美瑛産のグリーンアスパラを、初めて通販で買ってみたのは約8年前くらいで、当時はそんなに本場ものが小売りに出まわっていなかったので、みずみずしくシャキシャキしていて甘みが半…
新型コロナウイルスの影響で、しばらく遠ざかっていた居酒屋さんのカウンターへ。そう言えば、ワシの冷酒用グラスをアルバイト君が割って、代替にモンモン「くまモン」のグラスを使用していた‥‥‥この続きだった。何と以前のグラスが復活したかのようにクリソ…
かつて仲良くしていたラーメン部長は、自称生まれも育ちも山口県ということから、彼の郷土料理である「瓦そば」を、横から決まり事を一から丁寧に教えてもらいつつ、ワシが作った記憶は昨日のように残っているので再現することに。大きな決め事には、蕎麦は…
一号線沿いの栗東に中国料理の広盛園さんがあり、料理人は多分台湾ご出身の方だと予想しているが確信は無い‥‥‥しかし今回の目的は天津飯オンリーなのだが、コスパ最高セットメニューにすれば「天津飯+大盛ラーメン/680円」とラーメンは8種からのチョイスだ…
豚の生姜焼きには、分厚いロース肉を使用して豚テキ気味で食べるガッツリ派と、切り落としの薄切り肉で白ご飯食べるご飯のお供派の2パターンがある。どちらも魅力ある一品に仕上がるので捨てがたいが、今回はそれらの中間を行くみたいな少し厚めのスライス…
近頃はから揚げ専門店でなくとも、ラーメン屋さん・焼き鳥屋さんなどでも、比較的美味しい「鶏のから揚げ」が戴けるようになった。ビールのおつまみに、これ以上のものは無いが、自己流のレシピが定まらないメニューでもある。一般的な好みを統括してみると…
この時季には香魚と呼ばれる名物がある。釣って最高で食べて最高の淡水魚は、云わずと知れた「鮎(あゆ)」のことで、琵琶湖へ流れ込む安曇川では、この6日に解禁され腕自慢の釣り人たちが、各地から続々と集まっておられるようだ。 そんな釣り天狗たちの活…
お仕事の処理で久々に京都へ。お昼どきには、お米屋さんが出店させた風変わりなランチのお店へ寄ると、もとより扱っている各地の上質なお米を、最良の炊き方に拘った数種類のご飯が、お替り自由で戴けた。例えば玄米から戴いて北海道のユメピリカ白米に進む…
一般に牛丼のお味と言えば、誰もが御三家だと認めている、吉野家・松屋・すき家のチョッピリ塩分濃いめのお味を連想する。しかし、お出汁を濃縮させたうす味仕上げの、京風の煮かたで食材の持ち味を優先させた牛丼があっても美味しいのではないか? 昆布は水…
小さい頃の田舎暮らしでは、お腹を壊して病院へ診てもらいにいくと、かかりつけのお医者さまがおられて「しばらくは大根おろしでお粥さんを食べときなはれ」の言葉と共に、胃腸薬を3日分渡される。しかし結果的には、大根おろしとお粥さん効果で、お腹が回…
四国のボリュウム感がある素麺、半田麺に興味があって取り寄せてみた。天保時代のそのむかし、当時は京都の大地震・江戸の大火・天保の大飢饉などが起こった時代に、徳島県鳴門市にある小野浜港の船頭が、家族の自給用や副業として、太いタイプの素麺を作っ…
中学生の育ち盛りの頃、この世のものとは思えぬ良い香りが、ホルモン焼き屋さんの店先を通り過ぎると味わえた。白ご飯を持って参陣したとすれば半分くらいまでは、一気に食べられそうな効果がある。現在の焼肉屋さんとは違って、客層はやや崩れた服装の力仕…
コロナを話題にする声が街中に大きく響いて、今年のウナギの稚魚が大漁だったというニュースは、コロナ旋風に掻き消されようとしている。土用の丑の日頃の、鰻のお値段の基準価格がここで決定するようなもので、現時点でも大きめのウナギの蒲焼きが一尾1200…
新調したオーブンレンジは、フランスパンを焼き立てのように仕上げてくれる機能がある。その小さく切ったフランスパンを食べてふと思いついた。これって食感がラスクと似てないか? 思いついたが吉日の例えの如く、さっそくバターとグラニュー糖を塗って再度…
関東では、サバの酢〆したものは「しめサバ」と呼ぶが、もともとの発祥の地である京都や関西では「きずし(生寿司)」と呼ぶのが一般的だ。ご飯を使わないものでもかつては寿司といったようで、近江の鮒ずし・福井のなれ寿司など、昔の寿司はご飯が付きもの…
じゃがいもの収穫を経験された方はご存じだと思うが、根っこの先っぽの方には、小さい未成熟のお芋が数珠つなぎに引っこ抜けてくるときがある。売り物にならない子芋は、子供の頃塩茹でや蒸し器で蒸したり、いまではレンチンで充分だが、当時はお鍋一杯に作…
以前から気になっていた来来亭さんの「天津飯定食/1030円」を、期待して食べに行ってみた。カウンターのお客の間には、コロナ対策をしているんだと言わんばかりに、メニュー表がお客を区切るようにフェンスのように立てられてあって、一蘭の味集中カウンター…
秋刀魚焼いても家焼くな‥‥‥こんなことを大声で言いつつ、町内を拍子木打ってまわった子供会の奉仕活動が今では懐かしい。そんな秋の味覚の王様「さんま」は、近年シーズンが訪れても不漁続きが多く、たとえ入手出来ても淡白な脂がのっていないものだし、庶民…