炎のクリエイター日記・本店

 美味しいもの・史跡や歴史のご紹介など。 どんな素材も関西仕立てにクリエイト。

■わらべ地蔵は、苔庭に点在する小さな石仏のこと。苔に覆われた姿が可愛く、静かに微笑む表情が訪れる人々を魅了する。(三千院)

2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ホルモン豆腐 ~B級グルメに仲間入りさせたい~

各地でB級グルメのコンテストが盛んにおこなわれていた頃、兵庫県の津山市が繰り出してきたご当地グルメ「津山ホルモンうどん」が、2011年のB-1グランプリで準優勝に輝いた。本来の目的は、ご当地グルメを有名にして町の活性化を目指すというパターンだ…

チーズフォンデュ ~気どらず型を破って俺流で~

チーズフォンデュと言えば、銅製のお鍋の中にトロトロとろけさせたチーズを用意するのが第一歩。そのお鍋の中に、魚介類・ベーコン・ウインナー・野菜などの串刺しされた食材を、とろけたチーズでコーティングするかのように絡ませて、アツアツを戴く料理だ…

俺のラーメンあっぱれ屋 ~紹介忘れの2012年画像使用~

かれこれ8年くらい前のラーメン部長と食べ歩いていた頃のラーメン画像が見つかり、調べてみると今も変わらぬクオリティだったのでご紹介。京都の山城大橋から東へ進んだところに「俺のラーメンあっぱれ屋」さんがあり、開店前から行列が出来ている。このお…

栗おこわ ~誰でも簡単に美味しく炊ける~

子供の頃は、お惣菜屋の店先のガラス越しに、炊き上げられた各種おこわがズラリと並べて量り売られていた。そのなかには赤飯もあり、特別なお祝い事や、お祭りの時にだけ家族縁者が集まって食べることもあった。その頃自宅でおこわを蒸すご家庭は、もち米を…

麻辣ホルモン春雨 ~ホルモンの土手煮感覚で春雨料理~

朝からほろ酔い気分のオジサンがうろつく街、大阪新世界あたりも9割以上のお店が自粛されているようで、大阪の台所に喩えられる黒門市場においても、シャッターを下ろしているお店が多い。ワシがこよなく愛している新世界名物ホルモンの土手煮を売るジャン…

牡蠣カレー ~牡蠣のソテーを乗っけるもベースは68円~

特別な食べ物とワシが位置付ける「カレー」と「ラーメン」は、TVドラマの主人公が食っているのを見ただけで食べたくなる魔力を持っている。また今晩のご飯はカレーだと聞いていて、ひとたび裏切られた時の落胆加減も「きょうはカレーと違うかった?」的に…

豚バラの生姜焼き ~キャベツの千切りをお皿いっぱいに~

豚の生姜焼きは、豚肉に味をつけるというかタレを使うタイミングが、どの段階でもそれなりに美味しくなる。お肉を浸け置いても焼く直前でも焼いている最中でも焼きあがったときでも‥‥‥それぞれ立派な「豚バラ肉の生姜焼き」となる。従って、豚の生姜焼きには…

とろろ汁 ~白ご飯と漬物があれば簡単定食~

精進料理のなかでも最上級といえる山芋は、すりおろして「とろろ汁」を、お出汁で美味しく味付けすれば最高だ。山岳信仰者達が、山中での厳しい修行で悟りを開くとされる修験道の真っ最中に「食」の楽しみがあるとすれば、この料理が一番手だろう。 山芋の最…

十二分屋膳所店さんニラ醤油そば‥‥‥ ~コロナ旋風の影響~

いよいよ地元の滋賀県も、緊急事態措置による営業店舗などを対象に、各店舗に休業要請を明日23日から実施するようだ。同時に臨時支援金が、要請に応じた店舗に支給されるということで、大きな分岐点に立たされた店舗も多いはず。リピートしている十二分屋膳…

すき焼き ~鉄板焼きが基本で、鍋に牛肉は無し~

我が家において「すき焼き」の鍋奉行は存在しないが、いつの頃からか楽しみ方は決定している。すき焼きのお鍋で、鉄板焼きのようにお肉を焼いて、割り下(すき焼きのタレ)をジュージュー絡めて溶き卵にくぐらせ食べる。一枚さらにもう一枚、みなでお肉を総…

わらび餅 ~本物の蕨粉は風味が違う~

この時期になると、きな粉に塗された「わらび餅」が、コンビニでも売られている。しかし本当のわらび粉で作ったお餅となると、なかなか希少価値があり巡り合えないものだ。普段に目にするのは、他のでんぷん粉を使って作った「わらび餅もどき」だから、本物…

鴨肉マーボ豆腐 ~賞味期限も2日くらいなら鴨の燻製を流用~

真空パックの鴨のタタキを冷蔵庫から引っ張り出すと、賞味期限が切れて2日過ぎている。賞味期限と消費期限は、ワシの感触では美味しく戴ける期日が賞味期限で、過ぎてしまうと食べものとして危険なのが消費期限のような気がしていたのだが、実のところ足の…

負けないで ~こんな時だからZARD~

皆さんは、坂井泉水(さかい いずみ)さんを覚えておられるだろうか? ご本人の自己紹介では、ZARDのパーソナリティとライヴで名乗っておられて、持ち歌のほとんどが彼女の作詞・作曲だった。彼女の魅力は、普段の生活のなかでサラリと過ぎ去るような歌…

たけのこご飯 ~シンプルにお揚げとニンジンのみ~

季節の贈り物である「筍(たけのこ)」があれば、炊き込みご飯にして家族全員で食べるのが必然的だ。先日は、たけのこを土佐煮にしたが、今回はたけのこを限界までたくさん放り込んで、シンプルにお揚げとニンジンのみで、季節の炊き込みご飯を楽しむことに…

紅じゃけ膳 ~卵たっぷりほうれん草のかき玉汁~

炊きたてのご飯に一番あうオカズはと問われれば「これに適うものはない」と、言い切れるものをひとつ選ぶのが難しい。お値段は考えずにチラッと脳裏をかすめるのは、焼き紅じゃけ・サバ味噌煮缶・明太子の炙りなどが、ワシの好みの三指にはいる。 このジャン…

筍の土佐煮 ~山城産をシンプルに楽しむ~

四季のある日本には、その季節に応じた果物・野菜・魚類などが最盛期を迎え、最高に美味しくなる「旬」の時期がある。自然の恵みの旬の栄養素を摂れば、四季を通じて健康な身体で健やかに暮らせるという理屈だ。こういう巡り合わせは栄養学では証明されない…

ピザ屋さんにもの申す ~原価計算すれば料金のとり過ぎ~

シカゴピザ・ピザハット・ピザーラなど、一時は宅配ピザ業者さんが持てはやされ、たとえば経済観念のないご主人が電話注文し、配達されてくるまで30分とかスピードが話題となっていた。きっと配達費用もピザの価格に乗っけてあるんだろうが、配達しない店舗…

豚カツ屋さんのドレッシング ~トマト・玉ネギ・ニンニクをブレンド~

野菜嫌いだがドレッシング好きのワシに、美味しいパスタ屋さんのドレッシング「グルービー」を紹介してくれた人は、東北の大震災で被災されたメロンさん‥‥‥小高い丘に非難された車の中から、お若い女性が独りだと「心細くて寝られず壊れそうになる」と、チャ…

サービス券で油そば ~十二分屋膳所店さんの鶏から揚げ~

ラーメンを食べるたびにハンコを1個押してもらう、まるで子供の頃のラジオ体操のような十二分屋さんのサービス券。さらに12日の十二分屋の日ならハンコは2回押してもらえるので、カードのゴールである12個めに届くのも結構早いし、客側としては嬉しいサー…

煮もの ~冷えた田舎料理に舌つづみ~

子供の頃は、近所のオバア達が寄り合って、田舎で採れるお芋さんなどを煮込み、砂糖を異常にたくさん放り込んで、超甘い煮ものを作って食べさせられた記憶がある。戦時中を生き抜いてきたオバアだからこそ、砂糖をたくさん使うのを贅沢料理のステイタスと考…

焼きビーフン ~ピリ辛のアジアン・エスニック料理に~

中華料理のなかでも中国南部の福建省あたりで誕生した「焼きビーフン」は、お米から作られている米麺なのに、むしろ白ご飯のお供になりビールのおつまみにも適している優れたお米料理だ。ビーフンは、アジアン・エスニック麺料理の極みで、モチッと感が心地…

豚巻きタケノコ ~今年の初ものは細工したひと品~

昔の人の言うことには、季節の変わりめに出始めたばかりの初ものを戴くと、75日寿命が延びると云いつたえがある。初ものとは、旬の走りの食べものなど季節で初めてのものを指し、元気で食べられる喜びを縁起が良いと信じられていたようだ。今年も出始めのタ…

福知山みやげ ~大河ドラマ効果はコロナ猛威に掻き消され~

今年の大河ドラマ「麒麟がくる」の主人公である、明智十兵衛光秀公は福知山城の城主であったことから、色んなお土産にPRとして使われている。福知山城は、今では当時のものを残すのは石垣の一部しかない。丹波の地酒に、火縄銃を構えている光秀公がデザイ…

牛タン焼き ~黒毛和牛を厚切りマンゴー切り~

小さな島国であるがゆえ、無駄に捨てるところが出れば、何とか利用できないものか試行錯誤する。沖縄で豚のホルモンが流行ったのは、お客に豚肉を差し上げて、脚や内臓は裕福でない庶民が食べたから。牛タンも同じケースで、上身のお肉はわれ先にと引っ張り…

天ぷらたぬき ~ところ変われば呼び名も変わる~

関西のお蕎麦屋さんのメニュー「たぬき」は、お揚げさんがはいった和蕎麦のことで、関東の方にとっては非常に判り辛いメニュー名だ。関東の「揚げ玉たぬき」とはまったく異質なもので、関西人からすれば「たぬき」は、お蕎麦のお揚げ入りに適用されることは…

明石焼き ~ふわふわ玉子とタコの相性が抜群で~

長年ワシの相棒だった400㏄バイクを手放したことで、チョット遠方へ行くときに50㏄の原チャでは困ってしまうケースが出てきた。幸か不幸かコロナ冷えの影響で、今は移動しなくとも独り強制ロックダウン状態で。そんな折、小型でまだ使えそうなスクーターをメ…

サーモンすき男に刺身盛り ~サーモン・タイ・カツオ・ハマチ~

ここ最近の節句などのイベント日にお刺身を買おうとすると、普段のクオリティの盛り合わせが見つからず、いくぶん高価な魚を追加するような、要らぬウニやアワビなどもチョコンと添えられ3480円から‥‥‥そんな値段設定になっている。オジイ・オバアが孫子のた…

肉ジャガうどん ~溶きたまごで絶妙の組み合わせ~

肉ジャガのお肉は何を使うかの質問で、全国平均で60%が牛肉だと言う答えだった。クイズ問題の当てにならないアンケート結果だが、当然旨みでは牛肉に勝るものは無いと自負するワシには順当な結果だ。今回は肉ジャガに稲庭うどんを投入するワシ的には当たり…

鶏ささ身カツ ~衣にイタリアンハーヴスパイス~

天ぷらを始め、カツ・フライなど揚げものは、今は亡きオヤジが得意としていた料理で、その理由は揚げたてを卑しん坊するのが一番美味しいからだとオカンは指摘していた。そう言えば食卓の大皿に盛ってしまえば、親父はそんなにお箸を伸ばしてなかったという…

丸亀製麺半額DAY ~久々の利用も限定の言葉に撃沈!~

久々に丸亀製麺の1日釜揚げ半額DAYに寄ってみたものの、入口付近に「本日限定 釜揚げ牛丼セット/590円」のPR。思わず限定の言葉に理性を失ったように、ヨロけて注文してしまったが、冷静になって考えると吉野家さんの牛丼を10点とすれば、丸亀製麺の牛…