炎のクリエイター日記・本店

 美味しいもの・史跡や歴史のご紹介など。 どんな素材も関西仕立てにクリエイト。

■わらべ地蔵は、苔庭に点在する小さな石仏のこと。苔に覆われた姿が可愛く、静かに微笑む表情が訪れる人々を魅了する。(三千院)

2022-11-01から1ヶ月間の記事一覧

琴平は平岡精肉店のコロッケ ~カウンターの魔術師さん~

四国琴平のお土産は、お持ち帰り専門店の平岡精肉店のコロッケで、パン粉を塗した状態だった。これを170℃の油でカラリと揚げて、どれどれと切ってみると、コロッケでありながら挽肉も薄く仕込んであった。肉汁がお芋に沁み込んでアツアツはかなり美味しい。 …

沖縄料理ご紹介④ ~沖縄そばの魅力は進化する~

沖縄へ行ったときの「沖縄そば」の存在は、どうしても食べたいという感じでもなく、飛びっきり美味しいと言うものでもない。沖縄の地元のかたは、最後にテンダローインステーキを食べて〆るとのことだが、ワシの場合はラーメン代わりの沖縄そばを選ぶことが…

里芋のふくめ煮 ~晩秋にはいった今が収穫時期~

収穫時期を迎えた「初もの里芋」を頂いたので、掘るときの傷などを丁寧に避けていると、それぞれの形が歪になった。料理研究家土井先生の煮崩れ防止策である、油で表面を炒める処理を施し、一応は焦げつかないよう煮っころがしで、煮汁がなくなるまで煮詰め…

卵かけご飯 ~醤油を厳選した結果、加賀の山中醤油~

卵は地元滋賀のさくらたまご(初卵)ブランドで、名前の通り鶏が初めて生んだ卵だそうだ。不揃いの形が特徴で平均的にサイズが小さいが、白身と卵黄がシッカリしていて、見事に一体化してプリン!と立体感を感じる「卵かけご飯」のご紹介。 さくらたまごの中…

肉団子と緑黄色野菜の甘酢餡かけ ~和の料理では肉団子~

挽肉を成形してお料理に使うことはハンバーグを始めとして色々あるが、つみれ団子・つくね団子・肉団子の定義がもひとつ分からない。ナマのタネを、スプーンなどで形を整えながら鍋にポトポトと落としていく調理法は「つみれ」と言うなら、ひと口大に丸めて…

濃厚とり豚骨醤油ラーメン ~伏見のラーメン激戦区に頑固麺あり~

噂を聞いてやってきた、京都藤の森の「頑固麺」さん。たまには京都のラーメン屋さん激戦区で食べると良い刺激になるし、歩いて10歩以内にお店3店舗が並んでいるのも驚きで。テールラーメンの「いぶくろ食堂」、博多豚骨中華そば「錦」、そして本日ご紹介の…

炊き込みチャーハン ~炊飯からのチャーハン仕込み~

美味しい炒飯を作るために、それ用のご飯を炊くところからスタート。お米に下味をつけるので、調味料として下記のコンソメ顆粒・味覇を混ぜ入れて「炊き込みご飯モード」で炊飯する。特にサラダ油は、お米がパラパラになる重要ポイントを含んでいるのでお忘…

沖縄料理ご紹介③ ~チャンプルの種類は色々あれど~

沖縄ではお馴染みの、野菜や豆腐や卵などを豪快に炒めるチャンプルと言う調理がある。今回のご紹介は、ワシのなかでの三大チャンプルを作っていくが、麩チャンプル・ソーミンチャンプル・豆腐とゴーヤのチャンプルなどで、それぞれの料理名に食材がはいって…

鉄板焼き ~ネギ焼きのネギはINかONか?~

奈良での会食は鉄板焼き屋さん「春道」で始まった。先月は他店だったが、シェフとの疎通がとれていなくて、時間的に120分の誤差が生じ、お店にもお客にもイライラ感が鬱積するような会食となった。今月は敢えてシッカリ時間を伝えたのだがバイトちゃんの出遅…

鍋焼きうどん ~天ぷら月見きつねの讃岐うどん~

寒い日の散歩から帰って、グツグツさせながらテーブルまで運ばれてくる「鍋焼きうどん」は最高で、夕飯前のお酒の肴にするんで邪道も良いところだが、W鰹出汁で味付けした讃岐うどんはたまらない。トッピングは、天ぷら・月見・きつねの冷凍讃岐うどん。 う…

オムレツ💛 ~昔ながらのオムレツは育ちがわかる~

オムレツと言えばここ最近、ホテル朝食のブッフェで戴く、プレーンオムレツが断然多い。子供の頃にオカンが作ったオムレツとなると、なかに玉ネギを中心とした具材がはいっていた。ここんとこトンと食べなくなったので、あの頃を思い出しながら「昔ながらの…

沖縄料理ご紹介② ~カラフルなお魚を煮込んで調理~

沖縄へ行ったときの「食」からの楽しみをご紹介。大衆的なものからマニアックなものまでご紹介していきたいが、那覇牧志公設市場では、色とりどりのお魚が水族館のように並ぶ。なかでも浜崎さんの奥さんが、白身のお味を気にいって、毎日のようにお魚屋さん…

カレーうどん ~小サイズに見せかけた冷凍讃岐1玉半~

カレーライスからのリメイク「カレーうどん」のご紹介。我が家のカレーライスは、仕上げて冷まして同じ日に再度あっためて仕上げとする。従ってドロッとした状態で火を入れるので、お鍋の側面がコベコベになってしまう。これを再びリメイクとなると‥‥‥。 鰹…

焼きおにぎり ~ロースターで直火焼きしてみた~

お米だけがあれば済むお話だから、焼きおにぎりの起源なんて遥か遠い昔のことだと思っていた。聞くところによると意外と歴史は新しく、戦国大名の上杉謙信が、戦の時の兵糧として持ってきたお米で、おにぎりを作って剣の先に刺して焼いたと伝わっている。 そ…

銀杏ギンナン秋の珍味 ~紙封筒に入れてレンチンするだけ~

緑道のイチョウが、葉を黄色に染めて根っこ近くには悪臭漂わせながら、ギンナンが落ちている。果肉が臭いので、それがとれた奇麗なものを重点的に拾って、水洗いして紙封筒にいれてレンチンする。この季節の風物詩であり珍味となるので、ギンナンは材料費ゼ…

鶏もも肉のフリッター ~メレンゲを少しだけ混ぜてみた~

小さな鶏肉屋さんくらい、冷凍もも肉を常備している我が家のストッカーから、フリッター気味の鶏から揚げをご紹介。いつも使っているモランボンのから揚げ粉に、邪道だがメレンゲを混ぜてやってみたところ、いつもよりも違った揚がり方を楽しめた。 そう言え…

完熟トマトのハヤシライス以上 ~トマジューでハウス超え~

色んな説があるハヤシライスの起源だが、そりゃハヤシさんが考案して作ったからだろ? とか、ハッシュドビーフを白ご飯にぶっ掛けたのが訛ったとか? どちらでも良いが、ワシは美味しければそれで充分、むしろ発祥なんて知らないでいい。 さて美味しいハヤシ…

京うどん ~京都のうどんは、餡かけがポイント~

京都でしかお目に掛かれないうどんメニューがある。全国的には知名度がまったくないが、独特なイメージの衣笠うどんは、当時の宇多天皇が真夏に雪景色を見たいと側近に命じ、山全体の緑の木々に絹羽衣を被せた逸話からで、玉子・油揚げ・ネギが載って甘めの…

芋けんぴ ~高知の歴史あるお菓子は紀貫之が命名~

土佐日記を書いたのは紀貫之で、枕草子は清少納言。これは社会のテストに必ずと言ってよいほど出題されるが、その文豪の紀貫之が高知からお芋のお菓子をお土産にした時に、身体に良いお菓子だということで「健肥」と記した説が有力だそうで、それが後世まで…

台湾混ぜそば ~麺屋いち源の追いめしは、ガパオライス以上~

いち源さん(南草津)の混ぜそばが美味しいと聞きつけて、お初のお店だが偵察に行ってきた。目的の「台湾混ぜそば並@950円」を食べると、白ご飯の小・中・大盛りでセットにして戴けるのは、ラーメンがシツコクなった時に、追いめしとして追加注文するルール…

牡蠣フライ ~海水の温度が下がると牡蠣が旨くなる~

今月から12月の牡蠣最盛期の「旬」に向けて、徐々に身が膨らんでぷっくり美味しくなっていく牡蠣。土壌が肥えている山から流れ出た養分を含んだ水が、川となり海へそそぐ‥‥‥その湾内には牡蠣が大きく育つのに必要な栄養素・ミネラルなどが多く含まれている。…

沖縄料理ご紹介① ~アグー豚の旨みとゴーヤのシャキシャキ感~

沖縄へ行ったときの楽しみの一つとなっている「アグー豚」は、焼肉にすればオリオンビールとすこぶる相性が良い。今から遡ること約600年前に中国から導入されて、沖縄で飼い続けられた小型種の島豚が由来とされている。こちらの焼き肉イメージとは違って、テ…

鶏の水炊き ~寒い日にはお鍋が恋しくなり~

先日から大活躍している「冷凍庫ストッカー」だが、当初我が家が新調しようとしていたストッカーは容量60リッターで、ほんの手助け程度に考えていた。それが最後の最後に選んだのは119リッターで、所定の位置に設置すると図体のなんとデカイことよ。 そのス…

この時季の古漬けは旨い ~キュウリの新米ぬか漬け~

園・小・中・高と、学び舎を共にした友人の田んぼに、今年もお米が豊かに実った。そんなご縁もあって、我が家と娘一家のお米事情は、同窓生である田舎暮らしの彼女に頼りっ切りで、ここ最近はずっと彼女が自ら作るお米の世話になっている。 ワシのご飯の炊き…

石垣ぶらり番外 ~ヒージャーの刺身・ゆし豆腐・八重山おでん~

沖縄八重山諸島では、大事に考えるお客様を接待するとき、飼っているヤギを潰して調理してもてなす風習がある。ヤギ汁が多いなか新鮮なものはヒージャーの刺身(ヤギ)にするが、血圧が急激に上がるヤギ肉は、フーチバー(よもぎ)で調整しながら食べるイメ…

リンゴの風味 ~風味はケーキとティーからの香りが決め手~

先日から時々ご紹介してるアップルケーキだが、徐々にリンゴの量を増やしていく方向で焼いている。生地をシットリさせるのと、熟した香り豊かなリンゴの甘みを持ち味から感じられるようグラニュー糖はやや控えてみた。基本をマスターすれば、バターをココナ…

たまご炒飯と焼き餃子 ~老舗の焼き餃子にオレ流炒飯~

生まれ故郷の天理へ行く所用が出来たのと同時に、友人から「柿をとりにおいで」と優しい言葉をもらったのが有り難かったし利根早生柿は超美味しい。そして天理には、ワシが子供の頃から親しんでいる、老舗の焼き餃子屋さん「天雅」があるが、今回は食べてい…

チキンかつ丼 ~鰹出汁をきかせて卵をとじた かつ丼~

お安く買った鶏もも肉で、ひと口サイズのチキンカツを作ったら、全部食べ切れずに冷蔵庫で眠っている。揚げてから既に24時間経過しているので、鰹出汁をきかせた煮汁を作って、フライパンで「かつ煮」を作るべく、チキンかつに鰹出汁を浸透させていき、卵は…

チキンかつミニ ~小さくひと口サイズがポイント~

我が家の冷凍庫には、チキンかつの仕上がりをポリ袋に小分けし、お弁当用で収まっている。さらに100g@80円の特売日に買った「鶏もも肉が10枚」ほどあるのも忘れてはいけない事実だ。そこでワシは考えた‥‥‥我が家は冷凍食品の量が多いのに、今まで冷凍庫が無…

マーボー春雨 ~ポイントは豆鼓のかおりと干し貝柱の旨み~

永谷園が発売した日本人向きの和風「マーボー春雨」は、同梱の柔らかい春雨で作るのがポイントとなっている。四川料理の螞蟻上樹(まーいーしゃんしゅー)でもなく、韓国料理のチャプチェでもない料理は、柔らかいがゆえに白ご飯との相性がよく、普通に麻婆…