2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧
丹波の黒豆の枝豆は、色は悪いが持ち味が最高で旨みがまるで違う。20年ほど以前のコミック「美味しんぼ」にも登場したが、関東の皆さんが知らずに「なんだ!この枝豆は腐っている」と文句を付けられ、お馴染み山岡士郎さんが登場して「これは関西の丹波で採…
美味しい牛乳を、我々の食卓に提供し続けてくれるホルスタイン種があるが、以前も書いたとおり彼女たちはお乳を出すために、常に乳飲み仔牛のお母さんでなくてはならない。されどお乳は仔牛が飲むのではなく人間さまが飲むという、牛の親子にとっては悲惨な…
小松菜は冬が旬のお野菜だが、現代では年中とおして味わえる優れもの菜っ葉となっている。江戸中期に冬場が旬の菜っ葉を、徳川八代将軍吉宗公(暴れん坊将軍)が口にして「この美味しい青菜は何と言う名だ?」となり、小松川で採れる菜っ葉で名前はないと答…
先日からワシが嵌っている、ドラッグストアで販売のひと玉18円焼きそば麺を買ってきて、どこの家庭でもあるホットプレートを使って、家庭内焼きそばを作っていく。焼きそばや炒飯を作る時に、専門店でも使っている豚の脂ラードを、味の底上げとなるので絶対…
鬱陶しいお天気が続く梅雨‥‥‥終わったと思えば、イキナリの猛暑で身体が悲鳴をあげそうだ。せめてお笑いをとテレビを見ると、お笑いを提供するはずの吉本興業が、宮迫氏の謝罪会見ならぬ「吉本批判にすり替え会見」で大騒ぎになっている。この歳になると大方…
梅雨が明けてイキナリ真夏日が続くと、直射日光で火照った身体を冷やしてくれる効果を持つ「きゅうり」が美味しくなる。その特徴は、熱中症の予防にもつながるというので有り難い。真夏の縁日とかで串に刺さった「一本きゅうり」の販売は、暑さでふらっ~と…
この秋の消費税アップに伴い、電子マネーだと2%キャッシュバックの報を受け、PayPay・アップルPay・メルPay・LinePay・加藤ちゃんPayなどと、とんだ電子マネー業界の客引き合戦が活気づいている。この先使わなくとも準備しておくのも良いことで、システム…
子供の頃の関西には、日本酒の友「ホッケ」は無かった気がする。ワシが18歳になって、居酒屋や炉端焼きでお酒を飲むような歳になってからは、決まって注文していたのがこのお魚で、当時から美味しく戴いていた記憶がある。子供の頃は、家庭の環境が原因でホ…
ビワ酒とレモンチェッロの果実酒づくり。先月にビワが鈴なりになる季節があったが、それから約一箇月チョットで、自然な果実酒が飲める頃合いになってきた。友人が居酒屋さんカウンターで果実酒作りを始めるのだが、瓶の大きさとかを見るとカウンターで遊ぶ…
ワシの若い頃は、気取った名前もなく確か野菜炒めと呼んでいたような記憶があるが、ここ最近は「回鍋肉(ホイコウロウ)」などと、どこから入って来た名前なのか‥‥‥きっと本場中国の名前だろうが、切っ掛けは味の素クックドゥの簡単調味料から浸透したんだろ…
京阪沿線の三室戸駅前にある四川料理「三国志」さんは、これまで麻婆豆腐・麻辣湯麺・担々麺・酸辣湯麺など、数々の激辛料理をオーダーして制覇してきたお店だが、現在もリピーターとして楽しませてもらっている。このお店で最近ひかり輝いているサイドメニ…
ここ最近のワシの凝りようったら半端ない「マーボ豆腐」であるが、コツコツと色々試してブログにアップしている。その都度オマケと言うか必ずついてくる〆のご飯ものの一品「マーボ豆腐丼」があり、白いご飯にマーボ豆腐を乗っけるように掛けるだけの〆飯が…
以前から試してみたかった麻婆豆腐がある。最終的な仕上げにトマトピューレをたっぷり投入し、イタリアンのような雰囲気を出そうというもので、題して「イタリアン麻婆豆腐」とした。いつものようにクセのない25円豆腐で作るのはお約束。 ごま油を熱したフラ…
暖流にのって日本近海を回遊するアジは、秋から冬にかけての大型なものより、5月~7月に旬を迎える中型のアジが脂ののりも良いし、調理法にこだわらず美味しい。アジの食べ方の王道となれば自他ともに「アジフライ」が一番手にあげられるが、今回は新鮮な…
夏の京都の味覚を代表する「鱧(ハモ)」は、祇園祭りが近づくに従って梅雨の雨を飲んで美味くなると言われており、例年なら7月になると脂も乗り始め「旬」を迎えることになる。丸々と太った鱧を桶に入れると「つの字」になるってのも京都では慣用句になっ…
7月も中旬になり、道路に他府県ナンバーが溢れかえっている。お隣りの京都では祇園祭2019の宵々山で盛り上がっているので、そちらから流れて来られたのだろう。郊外のホテルへ向かわれるようだが、ワシは逆に四条通りを目指して、いつ雨に襲われても仕方の…
日本人とお芋の密接な関係は、お米が不作のとき痩せた土壌でも育つ作物として、食糧難を救ったという記述が日本各地に存在する。里芋はインドから奈良時代に渡来した古株で、中南米原産のさつま芋は大陸から17世紀頃に、琉球・薩摩へと、原産地がアンデスの…
最近では「しらたき」と言う呼び名も浸透してきた関西だが、暫く以前は糸のようなコンニャクを略して「糸コン」と呼ばれていた。折りしも先日から、春雨を麻婆味で仕上げた「マーボ春雨」を自作で一から作っていたが、春雨と糸コンとを比較すると、見た目や…
山葵のイメージは、演歌にわさび沢‥‥と歌われているように天城の清流せせらぎが頭に浮かぶ。今回は、同じ静岡でも門前の「山葵漬けキット」ということで、わさび漬けをオリジナルでつくろうと手配した。添付の説明書に酒粕で漬けること!みたいに当然のよう…
これまでワシのブログでは、関西・関東に拘わらず「関東煮(おでん)」と表現していたが、どうやら勘違いする方もおられるので筋を通しておきたい。「関東煮(かんとだき)」は、満州の近くの広東省の広東煮(かんとんだき)、もしくは駐留していた旧日本陸…
以前ご紹介した、京都宇治の「三国志(四川料理)」の地獄の麻辣湯麺(辛5)だが、口から食道へ胃から腸へ、そして◯◯へと激辛地獄が身体を順に通過する激痛と爪痕がまるまる24時間は続く経験をしたのにも拘らず、クセになっているかのような怖いもの見たさ…
ワシの実家は、ある事件から一切の鶏肉を食べない家庭となった。その昔、飼っていたニワトリを食べる時は、近所の養鶏場のおばさんに頼んで〆て大まかな部位に分けてもらっていたが、ある日いつも見学していた親父が、自分の腕を過信しナタを振り下ろすと、…
言わずと知れたメンチカツは関東発祥で、豚の挽肉もしくは合挽を使うが、それを関西では「ミンチカツ」と言うわけではない。関西のミンチカツは牛肉の文化であるからして牛肉100%だし、関東のメンチカツの呼び名もミンスミート・カツレツが訛ったというから…
先日の更新でご紹介した、永谷園の麻婆春雨は世間一般的にも押しも押されもせぬ、即席お惣菜の地位を築いた。ここまで知名度があがると、逆に自分なりに「オリジナル麻婆春雨」を作ってみるのも良いものだと、柔らかい緑豆春雨を使用して、スープを飛ばし気…
夏野菜の代表的なものには、茄子・キュウリ・ピーマン・かぼちゃ・ズッキーニ・ゴーヤ・白ウリなどがあり、それらの魅力には身体を冷やす効果がある。四季のある日本の気候の中で、暑さを感じる人体を冷やしてくれる夏野菜との驚くべき連携がうかがえる。自…
先月の十二分屋さん膳所店の12日限定ラーメンは、山葵冷やしラーメン ←突っつくとリンク。で、好評のうちに原材料の山葵が底を尽き、予定よりも早く販売を終了したとのことだ。ここからは今月の12日限定ラーメンの予告となってしまうような扱いだが、冷やし…
豆腐にも色々あれど、そのまま冷奴で戴いても舌触りから濃厚な味まで楽しめる男前豆腐の製品や、ワシの近所のドラッグストアで販売の25円豆腐は、スーパーのものよりも豆の味が辛うじて残る感じが気にいっている。豆腐もさまざまなのがあってピンキリ状態だ…
家族の知人が、洋風居酒屋という洒落たお店を出しているというので覗きに行ってきた。偶然に玄関まで出ておられた店主さんに挨拶し、お店が大盛況で満員状態であったので、健闘を称えてこれからも頑張るように伝え、そのお話の最中にでも、隣に目をやればジ…
先日は居酒屋のカウンターで、友人がレモンチェッロを作るのをご紹介したが、今回は燻製作りキットでオリジナルの燻製を目論んでいるようだ。お店の中では迷惑がかかると、グラスを持ってお外へ出て頑張ることにしたが、食材はカマンベールチーズ・ゆで卵・…
ワシは若い頃からフライやカツには目がないが、その食材については豚だ鶏だと拘らない。今回作ったチキンカツは、揚げたてを速攻で食べるのが最高に美味しいので、大阪の串カツ屋さんみたいにウスターソースに五香粉(ウーシャンフェン)などを混ぜて、無理…