

貧富の格差が激しい時代、庶民は米に麦・粟・ヒエなどを混ぜた粥を食べていた。柔らかいので「弱飯(ひめいい)」と言うのに対し、もち米は硬い(こわい)ので「おこわ」と呼ばれ、特別な祝いの席には欠かせないものとなった経緯だ。おこわは赤飯を始めとして、山菜・栗・芋・銀杏・鶏肉などバリエーションも豊富で、お祭りなどには食卓を飾っていた。


最近は良い意味で、春先の時期でも「栗おこわ」が楽しめる嬉しい時代になってきた。市販の商品である「むき栗の真空パック」と「もち米」があれば、炊飯器の液晶メニューを「おこわ」に合わせるだけで、誰でも簡単に失敗無く炊くことが出来るって夢のようなことなのだ。箸休めに、薄味の出汁巻きに生醤油をぶっかけて。

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