
さて一方、新天地では酸っぱめのアメリカ原産の林檎ジョナサンが多く採れたようだ。このジョナサンからの品種改良で、紅玉が生まれるのはまだまだ先のこと。移民の人は、ヨーロッパの代表的なデザートであるアップルパイを仕方なくジョナサンで作り始めた。

それが嵌まって、今までと違ったアメリカン独自のアップルパイが出来あがった。最高の素材であったのは確かだが、更に美味しくするために、シナモン・ナツメグで香りを強くして、パイ生地にはバターをふんだんに使うとバランスがとれたようだ。これが日本のアップルパイの元祖となる。

かくしてスパイス的に、ド派手なアメリカ流アップルパイのレシピが出来あがったと聞く。一方基礎となっている、英国製アップルパイは、真逆のスパイス控えめのシンプルバージョンで、林檎の持ち味を楽しむための、和の世界で言う京料理的存在だったようだ。しかし切り分けることの難しさよ‥‥‥パイが崩れ散った。(泣)

‥‥‥‥‥<切り取り線>‥‥‥‥‥
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